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ロードス島の騎士団長の宮殿
ロードス島にある「騎士団長の宮殿(グランドマスターの宮殿)」は14世紀に建てられた宮殿です。
聖ヨハネ騎士団団長の居城として使用されていました。
宮殿と言ってもきらびやかなところはなく、厳しい規律を求められた騎士らしい質素な外観です。
二つの塔に挟まれた門をくぐると、無駄なもののない中庭に出ます。
いくつも白い彫像が飾られていますが、これは古代ギリシャの人々でしょうか。
宮殿内の部屋を見るには階段を通らなければなりません。
この階段も手すりも飾りもなく、壁にシンプルなろうそく立てが取り付けられているだけの薄暗い空間です。
宮殿いちばんのチェックポイントは、床に精緻に描かれたモザイク画です。
あらゆる色の細かいタイルを使って、ギリシャの神々や魚、ライオンと戦う兵士をリアルに表現しています。
色の濃淡は絵の具を使ったように繊細な色使いです。
それ以外にも幾何学模様や円を組み合わせたデザインでびっしり床を埋めつくしています。
現代にも通じるモダンな線は、どこかの劇場の床に使われていてもしっくりなじみそうだと思うはず。
外から見た渋さからは想像できない鮮やかさも秘めた宮殿です。
