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キオス島
ギリシャ本土よりもトルコに近いキオス(ヒオス)島は、南北およそ50キロ、人口は52,000人ほどの島です。
中世の町がそのまま残り、「クシスタ」という白い壁に黒い塗料で幾何学模様を描く独特の文化があります。
オリーブやイチジク、ブドウの栽培が盛んですが、この島だけの特産は「マスティック・ガム」です。
マスティック・ガムはマスティックの木の樹液から作ったガムで、噛むとヒノキのように香るのが特徴です。
マスティックの木はキオス島だけに生える木なので、原産地名称保護制度(PDO)の保護対象に入っています。
ヒオス島を有名にしているのはマスティック・ガムだけではありません。
年に一度のイースターには、この島はロケット花火が飛び交うのです。
一晩に使われる花火は、なんと65,000発。
島にある2つのライバル同士の教会で互いに打ち合い、火の粉が雨あられと降ってきます。
目的は1キロ先の相手の教会の鐘に当てること。
昼間のうちに発射台を用意して、きっちり狙いを定めておきます。
夜空に線を引くように、ひたすらロケット花火が飛ぶ光景はまさに圧巻!
これだけ爆発音が響いても、教会の中では静かにミサが執り行なわれているのは慣れっこだからでしょうか。
このロケット花火祭りは観光客にも人気で、そのためのツアーも組まれています。
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